Debian 10 (buster)から11 (bullseye)へアップグレードした
0,目次
- 初めに
- 事前準備
- 現状のバージョン確認
- パッケージの状態確認
- パッケージ取得元の変更
- アップグレード
- 終わりに
- 参考文献
1,初めに
本サイトはDebian 10 (buster)上でWordPress等を動かしています。
2021年8月14日にDebian 11(bullseye)が公開されました。
Debian -- Debian "bullseye" Release Information
そこで、Debian 10.10からDebian 11へのアップグレードを行いました。
本稿ではその作業手順等を記載します。
続きを読む »Debian 10, Minecraft統合版サーバ構築手順(1.16)
0,目次
- はじめに
- bedrock dedicated serverの導入
- 取得・展開
- 設定
- ホワイトリスト
- 管理者ユーザの指定
- ファイアウォールの開放
- サーバ起動
- 終わりに
- 参考文献
1,はじめに
Minecraftには統合版とJava版が存在します。
統合版はスマートフォンやPC、PS4などで遊べるものです。
他方、Java版はPCのみの稼働となっています。
今回、統合版サーバ(bedrock server)をDebian 10環境に構築しました。
本稿では、マインクラフトのサーバ構築手順について記載します。
続きを読む »Zabbix 4.0 Agent が即時終了する問題について
0,目次
- はじめに
- 原因
- 解決策
- 変更前
- 変更後
- 更新
- 調査記録
- 参考文献
1,はじめに
Debian 10系に導入しているZabbix Agentが起動しなくなった。
正確に言うと、Zabbix Agentのサービスを起動しても即時終了してしまう状態になっている。
即時終了というのは「systemctl restart zabbix-agent」を実行しても、サービスが起動しないことを意味する。
また、restartを実施しても、Zabbix Agentのログ「/var/log/zabbix/zabbix_agentd.log」に何も記載されていなかった。
root@150-95-147-75:/etc# systemctl status zabbix-agent ● zabbix-agent.service - LSB: Start zabbix-agent daemon Loaded: loaded (/etc/init.d/zabbix-agent; generated) Active: active (exited) since Sun 2020-04-19 01:00:06 JST; 3min 29s ago Docs: man:systemd-sysv-generator(8) Process: 17453 ExecStart=/etc/init.d/zabbix-agent start (code=exited, status=0/SUCCESS) 4月 19 01:00:06 150-95-147-75 systemd[1]: Starting LSB: Start zabbix-agent daemon… 4月 19 01:00:06 150-95-147-75 systemd[1]: Started LSB: Start zabbix-agent daemon.
本稿は本事象の調査メモおよび解決策について記載する。
続きを読む »Zabbix 4.0「DB type “MYSQL” is not supported by current setup.」への対処
0,目次
- はじめに
- 原因
- 対処法
- Apacheのモジュールを確認
- Apacheの設定変更
- 参考文献
1,はじめに
当サイトはDebian 9を基盤として稼働させていた。
しかし、この度Debian 10.3へアップグレードを実施した。
その結果、ZabbixのWeb Frontendがエラーを出し、ダッシュボード画面へアクセスできなくなった。
「Error – DB type “MYSQL” is not supported by current setup.」
上記がそのエラーメッセージである。
本稿では、そのエラーの解決方法について記載する。
続きを読む »Debian 10でLinux kernel をアップグレードする(4.19=>5.4)
0,目次
- はじめに
- Linux Kernelのアップデート
- カーネルのダウンロード
- カーネルの導入
- 私見
- 参考文献
1,はじめに
Debian 10(buster)はLinux Kernel 4.19が使用されている。
root@VAIO-S-SB-Debian:~# uname -a Linux VAIO-S-SB-Debian 4.19.0-8-amd64 #1 SMP Debian 4.19.98-1 (2020-01-26) x86_64 GNU/Linux
しかし、Linux Kernel 5.1以上でないと動作しないハードウェアを買ってしまった。
そこで、Debian 10にて、Linux Kernel 5.4 (LTS)を導入する。
なお、安全なカーネル更新のやり方として、apt-get経由の方法がある。
apt-cache search linux-image
普通に上記コマンドで出てくるものについては、apt-getで導入ができる。
しかし、4.19までしか現時点(2020/02/22)では提供されていない。
そこで、5.1以上のカーネルを導入するべく裏技(Ubuntuのを使う)を使用する。
(ドライバ周りで苦戦したので、実力がない人はやらないほうがいいです。。。)
1-1,追記
henrich(@henrich)様から、Debianはbackportsにて最新のパッケージが取得できる旨、ご教示いただきました。
こちらを使用することで、本稿で実施しているような、Debianのカーネルのアップグレードなのに、Ubuntuのリポジトリからkernelを持ってくるような変なことをする必要はなくなります。
Debian Backportsの使い方につき、公式サイトの下記をご参照下さい。
Debian Backports Instructions続きを読む »
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