応用情報技術者試験に合格した
1,概要
2018年4月に実施された応用情報技術者試験に合格したので、感想等を書く。
2,本論
(1)応用情報技術者試験ってなに?
応用情報技術者試験とは、基本情報技術者試験の上位試験である(基本情報技術者試験については過去記事を参照してください)。
試験実施団体の説明によれば「高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者」が受かる試験とのことである(IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:応用情報技術者試験)。
上記の定義が本当に正しいかはさておき、そこそこ有名なIT系の資格試験だといえる。
(2)受験動機
昨年に基本情報に合格したので、応用情報を流れで受けた。
(3)結果
合格した。
(4)感想
(ア)勉強時間
社会人に今年の4月からなっており、勉強時間の確保が課題となった。
大学生の頃と異なり、自由時間が少ないことを痛感する。
結局、4月の頭に参考書を買い、4月15日の試験日までにどれくらい勉強ができたかというと、ほとんどできていない。
購入したテキストは、200頁くらい読んで投げ、問題集も午前の過去問を2回分処理しただけであった。
したがって、午後の記述試験を一度も解いた事のない状態で本番に挑むことになった。
だが、応用情報は、午後がマークではなく記述式となっており、本来ならば、午後の対策に一番力を入れなければならない試験である。
よって、この記事を読み応用情報を受験する方は、ちゃんと午後の過去問を解いた方が良いと考える。
(イ)試験中何を考えていたか
(a)お昼休み
前述の通り、午後の対策をほとんどできずに試験を受けに行った。
そのため、お昼休憩が始まるとプレッシャーというか、まぁすごかった。
具体的には、缶コーヒーを2本飲み、試験会場のそばのコンビニでリラックス効果があるとされるチョコレートのお菓子を買う等、今思い出しても苦々しい時間を過ごしていた。
とはいえ、午前の方がそれなりに解けた実感があったので、それでいいやと考えていた。
(b)午後試験開始直後
午後試験は最初に解答用紙が配られた。
その解答用紙の記述する欄の多さに、さっそくやる気が失せてくる。
午後試験が始まると、まず問題冊子をパラパラと全てめくり、出題状況を把握した。
そして、絶望した。それは、ネットワークの問題がDNS関連で知識的に解けない事がわかったからである。
応用の午後はいくつかの問題の中からセキュリティに加えて、任意に4つをピックアップして解くというものである。そこで、当初私はセキュリティ、プログラミング、ネットワークと後何か2つ、という方針で受験していた。
今思い出しても、この時ネットワークを切り捨てたのがよかったと思う。
こういう感じで問題の出題状況を把握し、何を解くかを考え直した。
その結果、半分くらい正解できそうだと思えた「システム監査」と「組み込みシステム開発」をその場で解くことを決め、プログラミングとセキュリティで7割以上をとればいけるかも、という方針で試験問題を解き始めた。
(c)午後試験解答中
午後の対策をほとんどできていなかったので、もともと知識のあるプログラミングとセキュリティ以外は本気で文章読解に集中していたと思う。
応用情報の午後問題は文章読解問題なのではないかと解きながら感じた。
(ウ)参考書等
(a)インプット用
知識のインプット用の参考書は、インプレス社が出版している「徹底攻略 応用情報技術者教科書 平成30年度」を使用した。
選んだ理由は、基本情報を受験した際にインプレス社の参考書を使用していたからである。
結局700頁以上あるうち、200頁くらいしか読んでいないため、この参考書がとても良いかどうかの判断はできない。
とはいえ、図を使い難しいことを分かりやすく解説している標準的な参考書だと感じた。
(b)アウトプット用
知識のアウトプット用の問題集として、テキストと同様、インプレス社の「徹底攻略 応用情報技術者過去問題集 平成30年度春期・秋期」を使用した。
選んだ理由は、テキストと同じシリーズだからである。
結局、午前問題だけを過去2回分解くだけしか時間的余裕がなかったため、これがとても良いかどうかの判断はできない。
3,終わりに
今回は、運がよかったと思う。
以上
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