副業(労働)は残業扱いになる事がある

1,はじめに

会社の同期との飲み会の場で、労基法と副業の関係について話したかったが、社会性フィルターにより、表現の自由を自主規制した。

(さすがの私も法律ペラペラしゃべると周りから引かれることは知っている。)

しかし、面白い話であるので、本稿を記する(そういうわけで、語らさせて頂きます)。

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まじめの罠

1,はじめに

11月の3連休を使い、東京グールの漫画を1巻から14巻まで一気読みした。

この漫画の主人公を見ていて、高校生の時に読んだ、勝間和代さんの「まじめの罠」(光文社、2011年)をふと思い出した。

まじめの罠は、真面目な人々が真面目に行動した結果、膨大な損害を生じさせる可能性がある、という事とそれがどうして生じるかについて語った本である。

アレント的に言うならば、凡庸な悪の発想に近いだろうか。

さて、以下でつらつら述べようと思う。

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朝スピーチの法的評価

1,概要

契約上の付随的義務と職場文化の関係について、実例を挙げ考察した。

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労働契約に対する諸制度を基礎付ける事柄

1、概要

我が国には、労働基準法労働契約法という法律が存在する。

これら労働関係に関する法律は、私人間の労働契約関係に対して、様々な規制や保護を与えている。

しかし、なぜ労働関係に関する法律は、労働関係を形成する契約に介入することができるのだろうか。

こうした点から種々の考察をしてみたい。

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法と情報通信技術 Coinhive事件について

1,はじめに

最近Twitterのタイムラインで神奈川県警に対する不評が多く流れた。

それは、あるクリエイターがCoinhiveを使用しWebサイト訪問者のブラウザで仮想通貨をマイニングしていた、という事柄に対して、神奈川県警が強権的な行為を執行したからである。

この件については、当事者による詳しい解説記事が書かれている。

仮想通貨マイニング(Coinhive)で家宅捜索を受けた話 – Webを楽しもう「ドークツ」

本稿は、この件について私見等を論じる。

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