森鴎外「高瀬舟」と自己決定権
1,はじめに
皆さんは、森鴎外の高瀬舟という作品をご存知でしょうか?
この作品は、青空文庫から無料で読むことができます。
青空文庫 森鴎外 高瀬舟
私は、これまで「高瀬舟」という単語からは、
この作品のことだけを想起していました。
ですが、ふと手にとり日本史の参考書を、パラパラ流し読みしたところ驚くべき発見がありました。
結論からいいます。
高瀬舟とは、河川などで物の運搬等に利用される、船の種類なのです。
さて、おふざけはこのくらいにして、
森鴎外の高瀬舟について、以下の内容について語ります。
注意点といたしまして、本稿にはネタバレが含まれますので、
まだ読んだことがない方は、
お戻りになられることを、お勧めいたします。
(0)目次
- 概要
- 自己決定
- 法的権利性
- 法的性質
- 自己決定権の制限が許される場合
- 私たちはゲームをしている
ゼミ合宿の思い出 その4
少し間が空いてしまいましたが、ゼミ合宿の思い出シリーズの続きです。前回は営業の自由についての議論でした。
第3のテーマ:ヘイトスピーチと表現の自由(憲法21条)
第2のテーマも終わり、気が付けば時計は朝の4時を指していた。この時間になってくると人がだんだん各自の部屋へ帰ってゆき、残って授業に参加している人は少なかった。そんな中で始まったのが、ヘイトスピーチを受けた法人がヘイトスピーチをする団体に対して、デモ差し止めの民事訴訟を提起したという事案であった。
ゼミ合宿の思い出 その3
前回の記事の続きです。24時間ぶっ続け憲法授業の第2のテーマについて下記で述べます。
第2のテーマ:旅行業法による登録制と営業の自由(憲法22条)
一区切りがつき、休憩時間となる。すると、先ほどは出席していなかった2名のルームメイトが現れ次のテーマの授業は出るとのことだった。休憩時間も過ぎ、旅行業法による登録制は違憲か否かという内容の授業兼議論が始まる。
ゼミ合宿の思い出 その2
前回の記事の続きです。
24時間ぶっ続け憲法授業が始まる
先述の通りゼミ合宿の目玉企画の一つである二十四時間憲法耐久レースが始まる。参加者18名はこのレースを駆け抜ける。夕食を終え授業が始まる。しかしルームメイト2名が姿を見せない。どちらも卒論の作成に追われているようだ。授業形式は、教授が名簿からランダムに学生を選び、選ばれた者が教授の質問に答える形式で授業は進んでいった。
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